パロットファイヤー・シクリッドは色鮮やかでカラフルな体色と丸みのある可愛いフォルムから古代魚や大型魚の混泳魚として根強い人気があります。
この記事では、パロットファイヤー・シクリッドに関する情報をご紹介します。
パロットファイヤー・シクリッドってどんな魚?
パロットファイヤー・シクリッドの大きさ |
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15-30cm |
特徴
パロットファイヤー・シクリッドはランチュウのような寸胴体系とおちょぼ口が特徴的です。
パロットファイヤー・シクリッドの代表的な体色は赤色ですが、その他にも青色、黄色、紫色の体色をした複数の体色が存在します。このような単一色の個体は「カラーパロット」ともいいます。
また、パロットファイヤー・シクリッドはランチュウのような可愛らしい外見とは裏腹に、小魚や昆虫などの生き餌をエサとして捕食する肉食魚です。
改良品種
パロットファイヤー・シクリッドは「シンスピルム」と「フラミンゴシクリッド」を交配させて生み出された改良品種であるため、自然環境には一切生息していません。
パロットファイヤー・シクリッドの寿命は?
パロットファイヤー・シクリッドの寿命 |
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5-7年 |
パロットファイヤー・シクリッドの寿命は約5-7年です。
パロットファイヤー・シクリッドは人工的に作出された遺伝子的に弱い品種であるため、平均寿命は5年前後と少し短命ですが、適した環境で飼育することで10年以上生きる場合もあります。
パロットファイヤー・シクリッドの値段は?
パロットファイヤー・シクリッドの値段 |
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1000-2000円 |
パロットファイヤー・シクリッドの値段は約1000-2000円で購入することができます。
パロットファイヤー・シクリッドは種類によって値段に差があります。赤色、黄色、青色、紫色の体色をした「カラーパロット」は流通量が多いため、比較的安価で購入することが可能です。
しかし、流通量が少なく希少価値のある「キングコングパロットファイヤー・シクリッド」などは、カラーパロットよりも高価になる傾向にあります。
パロットファイヤー・シクリッドの種類は?
パロットファイヤー・シクリッドには、着色剤を使用して体色を付けた「カラーパロッド」や通常よりも大型に成長する「キングコングパロットファイヤー」など複数の種類が存在します。
レッドパロットファイヤー・シクリッド
レッドパロットファイヤー・シクリッドの特徴
- 赤色の体色
レッドパロットファイヤー・シクリッドは全身が赤色に染まった体色が特徴的です。
レッドパロットファイヤー・シクリッドは着色剤によって人工的に色付けされているため、薄い赤色をした個体から真っ赤な体色をした個体まで、発色の仕方には個体差があります。
ブルーパロットファイヤー・シクリッド
ブルーパロットファイヤー・シクリッドの特徴
- 青色の体色
ブルーパロットファイヤー・シクリッドは全身が青色に染まった体色が特徴的です。
ブルーパロットファイヤー・シクリッドは着色剤によって人工的に色付けされているため、薄い青色をした個体から黒みを帯びた青色の体色をした個体まで、発色の仕方には個体差があります。
イエローパロットファイヤー・シクリッド
イエローパロットファイヤー・シクリッドの特徴
- 黄色の体色
イエローパロットファイヤー・シクリッドは全身が黄色に染まった体色が特徴的です。
イエローパロットファイヤー・シクリッドは着色剤によって人工的に色付けされているため、薄い黄色をした個体から濃い黄色を体色をした個体まで、発色の仕方には個体差があります。
パープルパロットファイヤー・シクリッド
パープルパロットファイヤー・シクリッドの特徴
- 紫色の体色
パープルパロットファイヤー・シクリッドは全身が紫色に染まった体色が特徴的です。
レッドパロットファイヤー・シクリッドは着色剤によって人工的に色付けされているため、薄い紫色をした個体から濃い紫色の体色をした個体まで、発色の仕方には個体差があります。
キングコングパロットファイヤー・シクリッド
キングコングパロットファイヤー・シクリッドの特徴
- 大きく分厚い体
パロットファイヤー・シクリッドと全長15cm前後で成長が止まってしまいますが、キングコングパロットファイヤー・シクリッドは最大で全長30cm以上に成長する大型種です。
大きさ(全長)以外の外見的特徴からパロットファイヤー・シクリッドとキングコングパロットファイヤー・シクリッドを判別することは不可能です。
パロットファイヤー・シクリッドの飼い方と注意点は?
パロットファイヤー・シクリッドの飼育に必要な道具(飼育用品)
- 水槽
- フィルター(濾過器)
- ライト
- ヒーター
- カルキ抜き
- 餌(エサ)
飼育に必要な水槽の大きさ
パロットファイヤー・シクリッドの飼育には最低でも60cm規格水槽が必要になり、複数飼育や混泳をさせたい場合は60cmワイド水槽が必要なります。
キングコングパロットファイヤー・シクリッドは大型に成長するため、最低でも60x45x45㎝水槽が必要になり、複数飼育や混泳をさせたい場合は最低でも90cm規格水槽が必要なります。
フィルター(濾過器)
パロットファイヤー・シクリッドを単独飼育する場合は「上部式フィルター」を使用しましょう。
複数飼育や混泳を考えている場合は上部式フィルターに加えて「投げ込み式フィルター」や「スポンジフィルター」等のサブフィルターを使用し、濾過不足にならないように対策してください。
パロットファイヤーは飼育水を汚染する心配がないため、基本的には上部式フィルターのみでも問題はありませんが「アロワナ」や「ポリプテルス」などの大型肉食魚と混泳させる場合は濾過不足になってしまう可能性が高いです。
そのため、大型肉食魚と混泳させる場合は濾過能力が高い「外部式フィルター」や「オーバーフロー式」を使用するようにしてください。
水温・水質管理
パロットファイヤー・シクリッドに適した水質
- 水温 25-28℃
- PH 7.0-8.0
水質はパロットファイヤー・シクリッドに適した水温25-28℃、PH7.0-8.0に保ちましょう。
パロットファイヤー・シクリッドは水温20-32℃まで適応することができますが、25℃を下回るような低めの水温は免疫力低下し体調不良の原因の原因になります。
また、パロットファイヤー・シクリッドはPHが高い水を好みます。PHが低いと体色が薄くなってしまう傾向にありますので、綺麗に発色させるためにもPHは高く保つようにしましょう。
PHを高く保つためにはサンゴ礁やカキ殻を底砂として使用したり、洗濯ネットに詰めたサンゴ礁やカキ殻を上部式フィルターや外部式フィルターの中に入れる方法が有効です。
餌(エサ)は何をあげる?
パロットファイヤー・シクリッドには「カーニバル」や「キャット」などの肉食性の人工飼料をメインに与え「メダカ」や「子赤」などの生き餌は副食として与えましょう。
パロットファイヤー・シクリッドは肉食性であるため生き餌を好みますが、生き餌ばかりを与えていると栄養バランスが偏ってしまいますので生き餌の与えすぎには注意してください。
混泳はできる?
パロットファイヤー・シクリッドは名前に含まれている通りシクリッドの一種であり、縄張り意識を強く持っているため、シクリッド同士を混泳させると失敗する可能性が高いです。
そのため、混泳をさせる場合はシクリッド同士の混泳は避けて「アロワナ」「ポリプテルス」「淡水エイ」などの縄張り意識が薄い魚と混泳させるようにしましょう。
また、パロットファイヤー・シクリッドは肉食性の熱帯魚なので、口に入るような大きさの熱帯魚と混泳させることは不可能ですので小型魚は選ばないようにしてください。
混泳魚・相性表
【混泳魚】 | 混泳難易度 |
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オスカー | ★★★ |
スネークヘッド | ★★★ |
アロワナ | ★★★ |
ダトニオ | ★★★ |
淡水エイ | ★★★ |
プレコ | ★★★ |
ポリプテルス | ★★★ |
混泳が失敗した時のために
熱帯魚の混泳は100%成功するといった事はありません。温厚で攻撃性の無い個体同士を混泳させた場合でも、その中で強弱が生まれてしまい喧嘩やいじめが発生してしまう可能性があります。
そのため、混泳が上手くいかなかった時に隔離用の水槽やセパレートを用意しておきましょう。
パロットファイヤー・シクリッド飼育【まとめ】
全長 | 15-30cm |
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寿命 | 5-7年 |
水温/PH | 25-28℃/7.0-8.0 |
遊泳層 | 中層 |
飼育難易度 | ★★★★★ |
繁殖難易度 | ★★★★★ |
混泳難易度 | ★★★★★ |
最低水槽サイズ | 60cm規格水槽 |
推奨水槽サイズ | 60cmワイド水槽 |
パロットファイヤー・シクリッドは縄張り意識が強く攻撃的な一面を持っていますが、自分よりも体の大きな魚に対して攻撃を仕掛けることは殆どないため、大型魚との相性がとても良いです。
混泳魚をキチンと選ぶ事で混泳によるトラブルを未然に防ぐことができますが、パロットファイヤー・シクリッドは人間に非常に懐きますので単独飼育もオススメです。