ピラニアの飼い方の注意点|特徴・寿命・種類・混泳・値段【まとめ】

ピラニアは主に映画の影響によって「人を襲う怖い魚」というイメージを持っている方が多いでしが、ピラニアは臆病な性質故に実際に生きた人間を襲ったという記録は殆ど無いのです。

そのため、ピラニアをペットとして家で飼う人も少なくありませんが、他の魚と比べると歯が鋭く顎の力が非常に強いため、ピラニアを飼育する際には十分な注意が必要になります。

この記事では、ピラニアの寿命や種類等、ピラニアの飼育に関する情報をご紹介します。

ピラニアってどんな魚?

ピラニアの全長
15-60cm

特徴

ピラニアは鋭い歯と強靭な顎、ダイヤモンドのようにキラキラと輝く鱗が特徴的です。

ピラニアは「獰猛な魚で人を襲う」というイメージが一般的に多く浸透していますが、ピラニア臆病なので自分より体が大きな生物に対して攻撃することは殆ど無く逃げ出してしまいます。

故にピラニアは群れを作って行動することでお互いを守りあっていますが、動物の血液を感知すると極度の興奮状態になることがあり、極稀に人間や大型の動物を襲う場合もあります。

知名度

ピラニアが多く生息している地域では食用魚としても多く流通しています。ピラニアは映画の影響もあってか世界的にも知名度がある魚であるため、主な観光資源としてもよく利用されます。

ピラニアの寿命

ピラニアの寿命
10-15年

ピラニアの寿命は最低でも10年以上、適した環境で飼育することで寿命は15年を超えます。

ピラニアに適した環境で飼育することで中には20年近く生きた個体も確認されているため、ピラニアを長生きさせるためにはエサを管理しストレスの掛からない環境を用意するといいでしょう。

特にピラニアは臆病な性質故に単独で飼育すると水槽の隅で縮こまってしまう個体が多いため、ストレスを少しでも軽減するためにも同種のピラニアを混泳させることも考えておきましょう。

ピラニアの値段

ピラニアの値段
500-50,000円

ピラニアの値段は種類や原産地によって大きな差があります。

ピラニアの中で最も流通量が多く飼育者が多い「ピラニア・ナッテリー」の値段は約500-1,000円と比較的安価で購入することができますが、流通量が少なく希少性の高いピラニア・ピラヤ」の値段は最低でも10,000円以上、時と場合によっては50,000円以上で販売されることもあります。

原産地

ピラニアは種類が同じでも原産地によって値段が変動します。基本的にはブリード個体(人工繁殖)の方が値段は安く、ワイルド個体(自然採取)は値段が高くなる傾向にあります。

人気の高いワイルド個体はブリード個体の数十倍以上の値段になることもあります。

ピラニアの種類

ラインノーズ・ピラニア

ラインノーズ・ピラニアの全長
15-20cm
ラインノーズ・ピラニアの特徴
  • メタリックのような体色
  • 盛り上がった背中と高い体高
  • 顎から背ビレにかけて入る黒いライン

ラインノーズ・ピラニアは世界最小(最小種)のピラニアであるため、45cm規格水槽という小さな水槽で飼育することが可能な唯一のピラニアです。

しかし、ラインノーズ・ピラニアは流通量が少なく希少性が高いため、一般的なペットショップでは殆ど見かけることはなく、販売しているショップが限られているので少し入手しにくいです。

ダイヤモンド・ピラニア

ダイヤモンド・ピラニアの全長
20-25cm
ダイヤモンド・ピラニアの特徴
  • ダイヤモンドのように白く輝く鱗

ダイヤモンド・ピラニアは、その名の通りダイヤモンドに光る鱗が特徴的です。

その鱗の色には複数のカラーパターンがあり、黄色い鱗をした個体は「ダイヤモンド・イエローピラニア」黒い鱗をした個体は「ダイヤモンド・ブラックピラニア」と色によって名称が変わります。

ピラニア・ナッテリー

ピラニア・ナッテリーの全長
30-35cm
ピラニア・ナッテリーの特徴
  • 赤色の腹部

ピラニア・ナッテリーは日本で最も多く流通しているピラニアの一種です。

ピラニア・ナッテリーは自然下では最大全長35cm以上に成長しますが、飼育下では25cm程で成長が止まってしまう傾向にあるため、比較的小さい60cm規格水槽でも飼育することができます。

また、ピラニア・ナッテリーは他の種類のピラニアと比べると温和な性格の個体が多く混泳が成功しやすい傾向にあるため、稚魚を複数匹同時に購入し混泳(飼育)させる方も多いです。

ジャイアント・イエローピラニア

ジャイアント・イエローピラニアの全長
40-45cm
ジャイアント・イエローピラニアの特徴
  • 黄色い腹部

ジャイアント・イエローピラニアの黄色い体色は個体によって発色具合が異なります。

殆どのジャイアント・イエローピラニアは腹部が黄色になっていますが、中には腹部のみならず体全体が黄色で覆われている個体も存在します。

ピラニア・ピラヤ

ピラニア・ピラヤの全長
50cm
ピラニア・ピラヤの特徴
  • 黄色、オレンジ色の腹部

ピラニア・ピラヤは世界最大(最大種)のピラニアであり、最大全長50cm以上に成長します。

ピラニア・ピラヤは、その大きな体とは裏腹に比較的温和な性格をしているため、大きな水槽が用意することできれば他種のピラニアよりも混泳が少し簡単です。

ピラニア・ピラヤは飼育下でも全長40cm以上と大型化するピラニアであるため、ピラニアの中でも特に人気がありますが、流通量が少なく希少性が高いため入手することが難しいです。

ピラニアの飼い方と注意点は?

ピラニアの飼育に必要な道具(飼育用品)
  • 水槽
  • フィルター(濾過器)
  • ライト
  • ヒーター
  • カルキ抜き

飼育に必要な水槽の大きさ

【種類別】ピラニアの飼育に必要な水槽サイズ
ラインノーズ・ピラニア45cm規格水槽
ダイヤモンド・ピラニア60cm規格水槽
ピラニア・ナッテリー
ジャイアント・イエローピラニア90x45x45cm水槽
ピラニア・ピラヤ120x60x45cm水槽

上記の水槽サイズはピラニアを単独飼育する場合に最低限必要な水槽サイズであり、ピラニアを複数飼育したり混泳を考えている場合はワンサイズ以上大きな水槽を用意する必要があります。

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フィルター(濾過器)

ピラニアを飼育に単独飼育する場合は「上部式フィルター」を使い、混泳を考えている場合は濾過能力が高い「外部式フィルター」の使用をオススメします。

ピラニアは飼育水を汚しやすいため、時と場合によってはサブフィルターを追加する必要がありますが「投げ込み式フィルター」や「スポンジフィルター」等のエアチューブを使用する必要のあるフィルターはピラニアが噛んで穴を開けてしまう場合があるので注意してください。

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水温・水質管理

ピラニアに適した水質
  • 水温 26-28℃
  • PH 6.0-7.5

水質はピラニアに適した水温26-28℃、PHは6.0-7.5(弱酸性-中性)を保ちましょう。

ピラニアは水質の変化にも強く幅広い水質に順応することができるため、弱アルカリ性の水質でも問題なく飼育することができますが、本来ピラニアは弱酸性の水域に生息している魚であるため、出来る限り生息地に近づけた弱酸性の水質での飼育が最も適しています。

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レイアウト(水草・底砂・流木)

ピラニアは飼育水を汚しやすい魚であるため「ベアタンク」での飼育が一般的です。

レイアウトに拘りがある方は水草や底砂、流木を使用しても大きな問題はありませんが、使用する底砂は目の細かい底砂(ガーネットサンドやブラックサンド等)を使用しましょう。

隙間ができるような大きな底砂を使用してしまうと底砂と底砂の間に排泄物が溜まってしまいます。排泄物が長期間濾過されないと有害物質に変化し水質の悪化に繋がってしまいます。

エサは何をあげる?

ピラニアは主食に「人工飼料」を与え、副食には「生き餌」を与えましょう。

ピラニアは人工飼料に餌付けすることが難しいため、人工飼料に餌付けが完了するまでは「金魚」や「コオロギ」等の生き餌を与えながら育てて行く必要があります。

しかし、ピラニアに生き餌ばかりを与えてしまうと人工飼料を益々食べなくなってしまうため、生き餌は与えすぎないように注意してください。生き餌は”おやつ”として与えることがコツです。

エサを与える頻度と量

ピラニアにエサを与える頻度は1日1-2回、約2-3分で食べきれる量を与えましょう。

ピラニアは食欲旺盛で満腹になるまでエサを食べ続けますが、エサを与えすぎてしまうと消化不良を起こしてしまうことがあるため、エサは与えすぎないように注意してください。

混泳はできる?

ピラニアは同種以外の魚と混泳させることは基本的には不可能です。ピラニアは他の肉食魚比べると攻撃が強く、その強さは肉食魚の中で№1であるといっても過言ではありません。

ピラニアは臆病な性質故に混泳魚に攻撃を仕掛けることはあまりありませんが、万が一攻撃を仕掛けた際には混泳魚の体の肉をえぐってしまうような深い傷を負わせてしまう場合もあります。

そのため、ピラニアを混泳させるということは混泳魚が死んでしまうという大きなリスクを背負って行う必要があります。以上のことからピラニアを混泳させる人は殆どいないのです。

オススメの混泳魚

ピラニアを混泳させる場合は相性の良い同種のピラニアがオススメです。

ピラニア同士の混泳は他種の魚と比べると成功しやすく、ピラニアが稚魚の時から混泳させることで成魚になった時にトラブルが起きる可能性が低くなる傾向にあります。

ピラニアを他種の魚と混泳させる場合はピラニアよりも体が大きな魚を混泳させることで混泳が成功しやすいとされていますが、混泳に失敗したときのリスクが高いので注意してください。

混泳が失敗した時のために

肉食魚の混泳に100%成功はありません。温厚で攻撃性の無い肉食魚同士を混泳させた場合でも、その中で強弱が生まれてしまい、喧嘩やいじめが発生してしまう可能性があります。

そのため、混泳が上手くいかなかった時に隔離用の水槽やセパレートを用意しておきましょう。

ピラニア飼育【まとめ】

全長15-60cm
寿命10-15年
水温/PH26-28℃/6.0-7.5
遊泳層中層
飼育難易度★★★★★
繁殖難易度★★★★
混泳難易度★★★★★

ピラニアは幅広い水質に順応できるため、初心者の方でも簡単に飼育することができますが、ピラニアは他の魚には無い鋭い歯と強い顎を持っていることを忘れてはいけません。

ピラニアは臆病な性質故に人に噛む付くことは殆どありませんが、指をエサと勘違いして噛みついてしまうことも十分考えられるため、ピラニアを飼育する際は十分に注意してくださいね。

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