ザリガニの飼い方|種類・値段・寿命・飼育に必要な飼育用品は?

池や川に多く生息している身近な生き物であるザリガニは赤色というイメージが強いですが、品種改良されたカラフルなザリガニも多く出回っており、子供だけではなく大人にも人気があります。

この記事では、ザリガニの飼い方|種類・値段・寿命・飼育に必要な飼育用品から水槽の立ち上げ方まで、ザリガニに関する情報をご紹介します。

ザリガニってどんな生物?

ザリガニの全長
5-20cm

特徴

ザリガニはエビのように柔軟性のある尻尾と体長の半分を超える大きなハサミが特徴的です。

ザリガニは雑食性であり「コケ」や「水草」などをはじめとした植物や「生きた魚」や「動物の死骸」など何でも食べることができるため、魚が生息できない環境でも生き残ることができます。

また、ザリガニは食べることができるエサがなくなると「共食い」をすることがあります。

ザリガニの中でも特に繁殖能力が高いアメリカザリガニは一度の産卵で500匹以上の稚ザリが孵化することもありますが、殆どの場合は共食いによってその数を減らしてしまいます。

ザリガニの寿命は?

ザリガニの寿命
6-8年

ザリガニの寿命は約6-8年です。

野生に生息するザリガニは脱皮中に他の生物から攻撃されたり、殆どの場合寄生虫が寄生しているため、野生のザリガニの平均寿命は約3年と少し短命になってしまいます。

そのため、天敵がいない環境で飼育されたザリガニの寿命は長くなる傾向にあり、適した環境で飼育することができれば個体によっては10年以上生きる場合もあります。

ザリガニの値段は?

ザリガニの値段
50-20,000円

ザリガニの値段は約50-20,000円で購入することができます。

ザリガニは種類によって値段に大きな差があり、最も知名度が高く流通量が多い「アメリカザリガニ」は大型肉食魚のエサ用として約50-150円と安価で販売されていますが、流通量が少なく希少性の高い「ニホンザリガニ」は約2000-4000円と高価になる傾向にあります。

ザリガニは比較的安価で販売されていますが、品種改良されて生み出された珍しい体色の個体の値段は高くなる傾向にあり、1匹1-2万円以上で取引されるような場合もあります。

ザリガニの種類は?

現在日本に生息しているザリガニは以下の三品種が確認されています。

  1. アメリカザリガニ
  2. ウチダザリガニ
  3. ニホンザリガニ

ザリガニの中でも特に有名なアメリカザリガニは品種改良が盛んに行われており、様々な体色の個体が存在するため、子供だけではなく大人にも絶大な人気を誇っています。

アメリカザリガニ

アメリカザリガニの全長
10-15cm

アメリカザリガニは日本に最も多く生息しており、ザリガニの中で最も人気があります。

日本のホームセンターやペットショップでも見かけることの多い「白ザリガニ」や「青ザリガニ」などのカラフルな体色のザリガニは全て品種改良された色違いのアメリカザリガニです。

アメリカザリガニは品種改良が盛んに行われており、ブリーダーによって生み出された新種のアメリカザリガニは1匹2万円を超えるような値段で取引されることもあります。

また、アメリカザリガニは外来種生物なので飼育してはいけないという情報を見かける機会がありますが、特定外来生物には指定されていないため飼育をしても問題はありません。

ウチダザリガニ

ウチダザリガニの全長
15-20cm

ウチダザリガニはアメリカザリガニのように日本全国に生息しているわけではなく「北海道」「千葉県」「長野県」「滋賀県」「福島県」「福井県」と限られた地域に生息しています。

ウチダザリガニは日本に生息するザリガニの中で最も大型に成長するザリガニであり、アメリカザリガニよりもひと回り以上大きな体とハサミを持っています。

また、ウチダザリガニはアメリカザリガニと同じ外来種生物ですが、ウチダザリガニは特定外来種生物に指定されているため、許可なく移動させたり飼育することは禁止されています。

ニホンザリガニ

ニホンザリガニの全長
5-7cm

ニホンザリガニは「北海道」と「北東北」に生息している日本の固有種(在来種)です。

ニホンザリガニは日本に生息するザリガニの中で最も小型のザリガニであり、体長が約5-7cmで成長が止まってしまうため、外来種のザリガニのように大型に成長することはありません。

また、ニホンザリガニは水温が20℃以下の冷たい水域に生息するため、アメリカザリガニやウチダザリガニと違い、水温が25℃を超えるような暖かい水域には生息することができません。

ニホンザリガニは個体数が少なく限られた環境にしか生息することができないため、ホームセンターやペットショップにはあまり出回っておらず希少性が高いです。

ザリガニの飼い方と注意点は?

ザリガニの飼育方法には二つの選択肢がある

ザリガニは魚と同じようにエラを使って呼吸をしますが、ザリガニのエラは魚のエラとは異なる形状をしており、エラが水で湿っていれば陸地でも呼吸をすることができます。

そのため、ザリガニはフィルター(濾過器)を使って水中へ酸素を供給しなくても飼育することができますが、フィルターを使用しない場合は水質が悪化しやすく悪臭が発生しやすくなっています。

フィルターを使用しない飼育方法

フィルターを使用しない場合は水中の酸素濃度が非常に低くなってしまっているため、ザリガニが呼吸できるように水深を5-6cm以下になるように調節し、石などで陸地を作ってあげましょう。
フィルターを使用しないデメリット

  1. 水量が少ないため水質が悪化しやすい
  2. 水量が少ないため水温が変化しやすい
  3. 1-2日に1回水槽の水を変える必要がある
  4. 悪臭が発生しやすい

このようにフィルターを使用しないデメリットは数多くありますがメリットは何一つありませんし、特別な理由がない限りは必ずフィルターを使用するようにしましょう。

フィルターを使用する飼育方法

フィルターを使用する飼育方法はザリガニの飼育に最も適している飼育方法です。

フィルターを使用することによって水中へ酸素が溶け込み酸素濃度が高くなるため、ザリガニが呼吸するための陸地を作る必要がなくなります。
フィルターを使用するメリット

  1. 水量が多いため水質が悪化しにくい
  2. 水量が多いため水温が変化しにくい
  3. 水槽の水を頻繁に変える必要がなくなる
  4. 悪臭が発生しずらい

フィルターを使用することによって水量を多く入れることができるため、水質や水温が安定しやすくなり臭いも発生しずらくなりますので、特別な理由がない限りはフィルターを使用しましょう。

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水温・水質管理

ザリガニに適した水質

  • 水温 17-23℃
  • PH 6.5-8.0

水質はザリガニに適した水温17-23℃を保ちましょう(ニホンザリガニは水温20℃以下)。

ザリガニは約5-27℃まで幅広い水温に適応することができますが、水温が10℃を下回るようになると冬眠をはじめてエサを食べなくなってしまいます。

ザリガニは寒さよりも暑さが苦手であり、水温が28℃を超える高水温でザリガニを飼育していると体調を崩してしまい、個体によっては亡くなってしまう場合もあります。

また、ザリガニは幅広い水質(PH)にも適応することができますが、急激な水質の変化には弱いため、異なる水質に移動させる時は水合わせを忘れずに行いましょう。

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エサは何をあげる?

ザリガニの主食には「ザリガニ専用の人工飼料」を与えるようにしましょう。

ザリガニ専用の人工飼料はザリガニに必要な栄養素を効率よく摂取することができ、エサが水に溶けてしまっても水質が悪化しにくいように作られています。

ザリガニのエサとしては「スルメ」や「煮干し」が有名ですが、これらのエサは特に水槽の水を汚してしまいやすく水質の悪化に繋がりますし、栄養バランスが大きく偏ってしまいます。

ザリガニはエサを食べる時に丸ごと飲み込むのではなく少しずつ齧りながら食べるため、他の生物と比べると水槽の水を汚してしまいやすいです。

エサを与える頻度は?

ザリガニにエサを与える頻度は1日1-2回、3-5分で食べきれる量を与えましょう。

ザリガニが食べずに残したエサは水質の悪化の原因になるので必ず取り除いてください。

混泳はできる?

ザリガニは縄張り意識が強く攻撃的な個体が多いため、基本的には単独飼育がオススメです。

ネオンテトラ」や「グッピー」などの小型魚はザリガニが捕食してしまいますし、同種のザリガニ同士であっても喧嘩をしてハサミが取れてしまったり大きな傷を負ってしまう場合があります。

同じ水槽でザリガニを多頭飼いしたい場合は大きな水槽を用意し、ザリガニが隠れられる場所を多く設置してあげる必要があります。

ザリガニの多頭飼いに必要な水槽サイズと適正なザリガニの個体数は以下を参考にしてください。

水槽サイズザリガニの個体数
30cm水槽1匹
45cm水槽2匹
60cm水槽3匹
90cm水槽6匹

ザリガニの多頭飼いは非常にリスクが高く、ザリガニの個体数が増えれば増えるほど喧嘩や共食いをする確率が上がりますので様子を見ながら少しずつ増やすようにしましょう。

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ザリガニ水槽の立ち上げ方は?

1. 水槽・フィルター・ヒーターを設置する。

飼育に必要な飼育用品(水槽・フィルター・ヒーター)を設置しましょう。

レイアウト(底砂・水草・流木)がある場合はこのタイミングで導入してください。

2. 水槽にカルキを抜いた水を入れる。

水槽にカルキ抜きを使用した水を入れましょう。

市販のバクテリア材を使用する場合はこのタイミングで使用してください。

3. 飼育水を循環させて水質を安定させる。

フィルターの電源を付け、生体を入れずに水を2-3日循環させましょう。

既に生体を購入してしまっている場合は次のステップ(生体導入)へ進みましょう。

4. ザリガニを水槽へ導入する。

水質が安定したらザリガニを水槽に導入しましょう。

水槽へ導入する時は必ず水合わせを行うようにしてください。

etc. 水質が安定するには約1ヵ月かかる。

生体を水槽に導入する前に数日水を循環させることによって水質が安定しますが、たった数日では水槽内に発生する有害物質を分解するバクテリアが繁殖していません。

水槽を立ち上げてからバクテリアが十分に繁殖するには約1ヵ月かかります。

バクテリアが繁殖し水質が安定するまでは水質が変化・悪化しやすくなっていますので、飼育する個体数を増やしすぎたりエサの食べ残しがでないように注意してください。

ザリガニ飼育【まとめ】

全長5-20cm
寿命5-8年/最長10年以上
水温/PH17-23℃/6.5-8.0
遊泳層下層
飼育難易度★★★★
繁殖難易度★★★★
混泳難易度★★★★★

ザリガニは臭いというイメージを持っている方が多いですが、正しい方法で飼育すれば鼻をつくような悪臭が発生することはなく熱帯魚と同じように綺麗に美しく育てることができます。

今まではザリガニは子供が飼う生き物という認識されていましたが、品種改良されたザリガニが出回るようになってからは「ザリガニは大人が飼う生き物」という認識に変わりつつあります。

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