グリーンウォーターとは?
グリーンウォーター(青水・緑水)とは、緑色の水のことで別名アオコともいいます。
水が緑色になる原因はアオコなどの植物プランクトンの大量発生が原因で水がグリーンウォーター化します。
植物プランクトンを餌にするメダカや金魚などの生体を飼うために、あえてグリーンウォーターを使うことがありますが、水槽での鑑賞には向かないので注意です。
グリーンウォーターの作り方
学校のプールって使われていない時でも、防火水槽のために水を張ったまま放置されているんですが、その水って時間がたつと日光の影響でコケなどが生えてくるんですよ。
使われていない学校のプールが緑色の水になっているのを見たことはありませんか?
その水もグリーンウォーターと呼ばれます。野池も同じグリーンウォーターですね。
人にとっては汚いと思えるグリーンウォーターですが、生き物たちにとっては産卵場所に選んだりするくらい住みやすい水なんです。
そんなグリーンウォーターの作り方ですが、ものすごく簡単でバケツや水槽にカルキ抜きした水を張りエアレーションと生体を入れて、直射日光がよくあたる場所に置いておくだけです。
生体はいれても入れなくても良いですが、エアレーションは入れた方がいいです。
エアレーションを入れないと水が動かないので、水が腐る可能性が高くなります。
ただし、水作などのフィルターは入れないでください。少しでも早くグリーンウォーターを作りたい!って方は、池の水を種水として少し使うのがおすすめです。
グリーンウォーターのメリット
グリーンウォーターのメリットはなんといっても、水に植物プランクトンが豊富にいるので魚が元気に、活発になります。
植物プランクトンは魚の餌にもなりますし、プランクトンは非常に小さいので口が小さく人工飼料などが食べれない稚魚などの飼育に適しています。
またミジンコも植物プランクトンを餌にしているので、ミジンコも発生しやすくなり、このミジンコも魚達にとっては餌となるので、このような環境になれば毎日人工飼料などの餌を与える必要もなくなります。
また、植物プランクトンは光合成をしますので、光合成をすることによって酸素が発生します。その酸素が水中に溶けだすので酸素が豊富な水となるんです。
魚達にとってはメリットだらけのグリーンウォーターですが、デメリットはなんなのでしょうか?
グリーンウォーターのデメリット
デメリットですがやはり最初にあげられるのが、見た目の悪さです。
魚を鑑賞するアクアリウムには水に透明度がない緑色の水なので向きません。
水槽の中が見えないということは、魚が何かしらの病気で死んでいたりしてもそれをすぐに確認するってことが難しいです。
また、グリーンウォーター化が進みすぎてしまうと有害物質が溜まってしまったりします。それに光があるうちは光合成で酸欠になる恐れはありませんが、光がない夜は光合成をすることができませんので、酸欠になってしまう可能性があるので注意が必要です。
まとめ
魚達にとっては良いこと尽くめのグリーンウォーターですが、やはり鑑賞でこの水使ってる人は殆どいないでしょうね。
勝手なイメージですが、グリーンウォーターはメダカなどのブリーダーの方などの鑑賞目的じゃない人たちが使ってるイメージです。
メダカを育成、繁殖させるには非常にいいと言われているので、もしメダカを飼育している方、飼育しようと思っている方は参考にしてみてくださいね!