皆さんは熱帯魚のヒーターが月にどれくらい電気を使っているのか知っていますか?
熱帯魚を飼育するためにヒーターは必要不可欠な道具ですが、特に冬場はヒーターが原因で電気メーターがグルグル回って電気代が跳ね上がります。
この記事では、月々にかかるヒーターの電気代や計算の仕方についてご紹介します。
ヒーターを使うと月々にかかる電気代はどのくらい?
月々の電気代は契約会社や使用しているヒーターのワット(W)数によって大きな差があります。
- 消費電力(W)÷1000×時間(H)×25~30円(契約会社による) = 電気代
それでは、上記に書いてある計算式を使って実際に計算してみましょう。
150Wのヒーターを24時間、30日間つけっぱなしにした場合は以下のような計算式になります。
- 計算式: 150(W)÷1000×24(時間)×30(日)×27(円) = 2916円
150Wのヒーターを24時間使用し続けた場合、1ヵ月あたりの電気代金は約2916円となりました。
1日あたりの電気代は約97.2円です。
ワット数(W) | 電気代(日) | 電気代(月) |
---|---|---|
50W | 約32.4円 | 約972円 |
80W | 約51.7円 | 約1552円 |
100W | 約64.8円 | 約1944円 |
150W | 約97.2円 | 約2916円 |
300W | 約194.4円 | 約5832円 |
500W | 約324円 | 約9720円 |
ヒーターは24時間稼働している訳ではない
電気代はヒーターの稼働時間を24時間として計算していましたが、実際のヒーターの稼働時間は室温によって変化しますし、水槽の大きさ(水量)によっても変化します。
水槽は小さければ小さい程水温が激しく変化し、大きければ大きい程水温の変化が穏やかになるため、月々にかかる正確な電気代はヒーターのワット数だけでは計算することはできません。
ヒーターが稼働している時間は約12時間
水槽の大きさや水槽を設置している場所にもよりますが、一日のうちヒーターが稼働している時間は約12時間であるため、先ほどの計算は月々にかかる電気代の最大額という認識が最も適しています。
ヒーターの稼働時間が12時間で計算しなおすと、月々にかかる電気代は以下のようになります。
ワット数(W) | 電気代(日) | 電気代(月) |
---|---|---|
50W | 約16.2円 | 約486円 |
80W | 約25.8円 | 約776円 |
100W | 約32.4円 | 約972円 |
150W | 約49.3円 | 約1458円 |
300W | 約97.2円 | 約2916円 |
500W | 約162円 | 約4860円 |
上記の算出した電気代はあくまでも目安であり、水温が下がりずらい夏場は上記の電気代よりも安く済みますが、水温が上がりずらい冬場は上記の電気代を上回る可能性もあります。
【まとめ】月々のヒーターの電気代は環境によって変わる
ヒーターの電気代は環境によって大きく変わるため「50Wのヒーターは月々〇〇円の電気代がかかります」と確定的な発言をすることはできません。
また、ヒーターの電気代を節約しようと水槽に見合わないワット数のヒーターを使用するとヒーターが24時間稼働し続けることになるため、必要以上に電気代がかかってしまうので注意しましょう。