オカメインコは野菜や果物ならば何でも食べるというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、中にはオカメインコに有害な成分を含んだ野菜もいくつかあるのです。
この記事では、オカメインコのエサは何を与えればいいのかわからない方へ向けて、各種エサの特徴から絶対に与えてはいけないエサまで、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
オカメインコのエサは何をあげる?
オカメインコのエサは主食に「シード」や「ペレット」を与えましょう。副食には「ニンジン」や「小松菜」等の野菜や「リンゴ」や「バナナ」等の果物を与えるといいでしょう
野生に生息するオカメインコはミルワーム等の昆虫を主食としていますが、基本的に生き餌を与える必要はないため、生き餌を与えるかは飼い主次第です。
シード
シードには沢山の種類がありますが、特定のシードを与え続けると栄養バランスが偏ってしまうため、複数の種類のシードがミックスされている「混合シード」が最もオススメです。
混合シード
混合シードには「皮つき混合シード」と「皮なし混合シード」の二種類があります。
どちらの混合シードを選ぶかは飼い主さんの好みで問題ありませんが、皮なし混合シードを主食に与える場合は「パセリ」や「小松菜」などの野菜に与えて足りない栄養素を補いましょう。
- 栄養価が高い
- 皮を剥いて食べる時にケージの周囲に皮が飛び散る
- 皮を剥く行為がストレス解消になる
- 栄養価が低い
- 皮が無いのでケージの周囲に皮が飛び散らない
ペレット
ペレットにはシードでは摂取することができない栄養素が沢山含まれています。
ペレットはオカメインコのエサの中で最も栄養バランスに優れているため、主食にペレットを与える場合は、混合シードのように副食に野菜や果物を与える必要は特にありません。
シードとペレットどちらが良いか
シードかペレットどちらを与えればいいか迷う方もいらっしゃると思いますが、シードとペレットどちらを選ぶべきかを一概に言うことができないのです。
副食として野菜や果物を与えないのならばペレットを選ぶべきですが、オカメインコの中にはペレットが嫌いな個体も存在します。そういった個体にはペレットを諦める必要があります。
オカメインコに絶対に与えてはいけない食べ物
- アボカド
- チョコレート
- コーヒー豆
- 玉ねぎ
- ネギ
- ニラ
- ニンニク
- アルコール
アボカドやチョコレートは特に危険性が高く、極少量摂取しただけで食欲不振や呼吸困難などの症状を引き起こし、食べた量によっては亡くなってしまうこともあるので注意してください。
基本的には「人間が食べる物は与えてはいけない」と覚えましょう。そして何かの食べ物を与える時には、事前にオカメインコに与えても問題が無いか調べてから与えるようにしてください。
オカメインコに1日に必要なエサの量
オカメインコの成鳥が一日に必要とするエサの量は体重の10%の量が理想とされています。
オカメインコの雛の場合は、満腹になってエサを食べなくなるまで与えましょう。
また、エサに殻付きのシードを与える場合は、シードの皮を剥いて食べることを想定する必要があるため、エサの量を1-2割多めに入れるようにしてください。
【まとめ】オカメインコのエサは主食と副食をバランスよく
ペレットを主食として与える場合は副食を与える必要性は特にありませんが、同じペレットを与え続けるとオカメインコが飽きて食べなくなってしまうことがあります。
そういったことを防ぐためにも、主食にはシードとペレットを両方与え、更に野菜や果物を副食として与えることこそが、オカメインコにとって理想的なご飯なのではないでしょうか。