【古代魚】ガーパイクの飼育方法|種類・値段・繁殖方法は?

熱帯魚|淡水魚

熱帯魚の飼育に興味がない人でもテレビ東京で放送されている「緊急SOS池の水全部抜く大作戦」を見てガーパイクの存在を知った!なんて人も多いと思います。

この記事ではガーパイクの種類や値段、飼育方法までご紹介します。

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ガーパイクとは

ガーパイクは、体全体が長くワニのような見た目をしていて、寿命は10年以上あり、中には50年以上生きた個体もいるとかいないとか。

ガーパイクはポリプテルスと同じく古代魚(生きた化石)とも呼ばれます。古代魚とは、恐竜が存在する古生代から現在まで絶滅をすることなく姿形を変えずに生き残ってきた魚類のことを古代魚といい。特徴としては魚本来の呼吸であるエラ呼吸に加え、空気(肺)呼吸をすることです。

また、現地ではルアーフィッシングの対象魚としても人気な魚です。

ガーパイクの値段

ガーパイクの値段は白変種と言われている突然変異個体を除き、1000円-3万円ほどで全種類のガーパイクの稚魚を購入できます。

白変種などの希少性の高い個体は、10-50万円程で購入できます。

ガーパイクの種類

ガーパイクの全種類

  • ショートノーズガー
  • スポッテットガー
  • フロリダガー
  • ロングノーズガー
  • マンファリ(キューバンガー)
  • トロピカルジャイアントガー
  • チャパシウスガー
  • ニカラグアガー
  • アリゲーターガー
  • アリゲーターガー(白変種)

ショートノーズガー

名前ショートノーズガー
学名Lepisosteus platostomus
全長:50cm
寿命:10年以上
参考価格:5000円-20000円
コメント:ガーパイクの中では最小種で成長しても50cm程にしかならないため比較的飼育しやすい。稚魚の見た目がアリゲーターガーと似ているため、間違えて購入してしまわないように気を付けよう。

スポッテットガー

名前スポッテットガー
学名Lepisosteus oculatus
全長:60cm
寿命:10年以上
参考価格:1000円-2000円
コメント:ガーパイクの中で最も安価で有名な魚。古代魚入門種としても知られている。体全体にスポット模様がありサイズも小さく温和なため、ガーパイク飼育初心者におすすめの種類です。ただし、小さいと言ってもガーパイクの中で小さいのであって、一般的には大型種ですので注意してください。
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フロリダガー

名前フロリダガー
学名Lepisosteus platyrhincus
全長:60cm
寿命:10年以上
参考価格:9000円-12000円
コメント:スポッテットガーと殆ど同じ見た目をしているが別種です。見た目でスポッテットガーとの判断することは素人では難しい。解剖をすれば違いは一目瞭然だが、せっかく飼育する魚にそんなことをするわけにはいかないので、購入は信頼できるショップから購入しましょう。特に拘りがなければフロリダガーではなく、スポッテットガーでいいと言える。流通量が少ないためそれに伴い値段も上昇気味です。

ロングノーズガー

名前ロングノーズガー
学名Lepisosteus osseus
全長:180cm
寿命:10年以上
参考価格:2000円-5000円
コメント:自然下での最大全長は180cmにもなり、オスよりメスの方が大きくなり、メスは飼育下でも80cm程になるため、大型水槽が必要。飼育に慣れていない初心者の人にはおすすめできない。

マンファリ(キューバンガー)

名前マンファリ(キューバンガー)
学名Atractosteus tristoechus
全長:200cm
寿命:10年以上
参考価格:20000円-40000円
コメント:別名「キューバンガー」とも呼ばれている。大型ガーパイクの中で人気な種類です。ガーパイクの中で、もっとも広く短い口が特徴的。流通量が少ないため値段は他と比べると少し高め。また、自然下では200cmにもなるが、水槽内では80cmほどで成長が止まる個体が多い。

トロピカルジャイアントガー

名前トロピカルジャイアントガー
学名Atractosteus tropicus
全長:250cm
寿命:10年以上
参考価格:4000円-10000円
コメント:体に入る模様の個体差が非常に激しく、スポッテットガーのように模様が複数あるものから、体の模様がまったくない個体までいます。幼魚期に模様があっても成長したらまったく無くなってしまったなんてこともあります。

自然下では最大250cmにもなるが、水槽内では80cmほどで成長が止まる個体が多い。

また、このトロピカルガーは産地によって種類分けされています。

ガーパイクは「レピソステウス属」と「アトラクトステウス属」に分けられていて、トロピカルガーアトラクトステウス属に属していて、トロピカルガーの仲間はそこから細分化され、3種類「トロピカルジャイアントガー」「チャパシウスガー」「ニカラグアガー」に分けられます。

よくトロピカルジャイアントガーが細分化されて「チャパシウスガー」と「ニカラグアガー」に分けられるという情報を見ますが、そちらの情報は正しくありません。

チャパシウスガー

名前チャパシウスガー
学名Atractosteus tropicus
全長:250cm
寿命:10年以上
参考価格:50000円-
コメント:学名はトロピカルジャイアントガーと同じです。プロであってもトロピカルジャイアントガーと見分けるのは難しい。チャパシウスガーとトロピカルジャイアントガーのハイブリッド個体は流通することが多いですが、純血のチャパシウスガーが流通することは極稀で珍しい種類になります。

ニカラグアガー

名前ニカラグアガー
学名Atractosteus tropicus
全長:250cm
寿命:10年以上
参考価格:50000円-
コメント:チャパシウスガーと同じく、学名はトロピカルジャイアントガーと同じです。プロであっても見分けるのは難しい。ニカラグアガーとトロピカルジャイアントガーのハイブリッド個体は流通することが多いですが、純血のニカラグアガーが流通することは極稀で珍しい種類になります。

アリゲーターガー

名前アリゲーターガー
学名Atractosteus spatula
全長:300cm
寿命:10年以上
参考価格:1000円-2000円
コメント:一般家庭が飼育できる生体ではない。自然下では300cm以上になるガーパイクの中で最大種で、非常に安価なため、最大全長も知らない人が飼育をはじめ、飼育しきれずに川や池に放流してしまうケースが多く、ガーパイクが規制されるきっかけになった魚と言えます。

アリゲーターガー(白変種)

名前アリゲーターガー(白変種)
学名Atractosteus spatula var
全長:300cm
寿命:10年以上
参考価格:150000円-
コメント:白変種とは遺伝子的に色素を持たないアルビノ種とは違い、色素は持っていて遺伝子的にアルビノとはまったくの別物。別名プラチナアリゲーターガーとも呼ばれていて、希少性が高いため、通常個体と比べると値段が物凄く高い。

ガーパイクの飼い方

飼育する前に準備するもの

  • 水槽
  • フィルター
  • ライト
  • ヒーター

水槽の大きさ

スポッテッドガーなどの小型なガーパイクで最低120x60x45cm程の水槽が必要です。

ガーパイクは体がとても硬いため、水槽の奥行き最低でもガーパイクと同じ広さが必要になり、ガーパイクより小さい水槽で飼育すると背中が曲がったりしてしまうこともあるため、できるだけ大きくストレスのかからない環境で飼育してあげましょう。

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フィルター

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底砂

底砂を使用する場合はガーネットサンドなどの粒の細かい砂を薄く敷いて使いましょう。底砂を使わないベアタンクは、飼育が水槽の掃除楽になるためオススメです。

水質・水温

ガーパイクは水温25度前後、PHは7前後を好みます。

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餌は?

餌はメダカや金魚など魚類、ミルワーム、コオロギなどの昆虫類、えびや蟹などの甲殻類、人工飼料などなんでも食べます。

人工飼料だけでも飼育は可能ですが、背曲がりなどの成長障害がでてきてしまうこともあるので生き餌と人工飼料をバランスよくあげましょう。

混泳はできる?

ガーパイクから手を出すことはないため、ほとんどの種類と混泳させることができるでしょう。アロワナやポリプテルス、淡水エイとの混泳がオススメです。

当たり前ですが肉食魚なので、口に入るような大きさとの混泳はできません。混泳はうまくいかなかったときのためにセパレート(仕切り板)や別の水槽を用意してからチャレンジしましょう。

窒息に注意

ガーパイクは空気呼吸を行います。空気呼吸の方法は人間と同じで、何分かおきに水面に上がっていき息継ぎをします。

水槽の水を満タンまで入れてしまうと呼吸ができずに溺死してしまうので、大体飼育しているガーパイクの体高ほどの空間を確保しておくといいでしょう。

ガーパイクの繁殖方法

水槽の大きさ

スポッテッドガーなどの小型種で180cm水槽程の大きさが必要になり、水槽は大きければ大きいほど繁殖の成功例が多い傾向にあるため、できるだけ大きな水槽を用意しましょう。

アリゲーターガーなどの大型種の繁殖は一般家庭では極めて困難で、池レベルの大きさの水槽がないと成功することは殆どないでしょう。

いつから繁殖できる?

ガーパイクの種類によって成熟のまでの期間は違いますが、小型種は大体1-2年で成熟し繁殖可能になり1回の産卵で5000個程の卵を産むと言われていて、大型種は成熟までに6-7年かかり、1回の産卵で100000個もの卵を産みます。

オスとメスの割合

産卵期(4月-10月)になると1匹のメスに数匹のオスが集まるようになるため、1つの水槽にメス1匹オス2匹以上で飼育しましょう。

繁殖行動

繁殖期になるとオスはメスに寄り添うように泳ぎ、流木や水草などに緑色の卵を産み付けます。この産卵行動は1週間の間に何回か分けて行われますので卵を確認したら別の水槽へ水ごと移しましょう。

卵が孵化したら

卵は産卵から約1週間ほどで孵化します。

孵化後の餌はミジンコや、プランクトンなどの微生物を与えましょう。成長速度は速く1日1ミリ-3ミリ程成長するので、成長具合に合わせて赤虫やメダカ、人工飼料などの餌に切り替えていきます。

まとめ

近年飼育しきれずにアリゲーターガーをはじめとするガーパイクを池や川に放流し、その放流された熱帯魚であるはずのガーパイクが死なずに越冬をし、在来種の捕食を行っているため「生態系を大きく崩している」と話題になっています。

上記のようなことが全国各地で発生しており、そしてついにガーパイクの規制が入ります。規制対象はガーパイク全種類で、平成30年2月頃に特定外来種生物に指定され平成30年4月頃に。飼育・運搬・譲渡・輸入等の規制開始が開始されます。(規制開始時に既に飼育しているものは6ヵ月以内に環境省に申請が必要です)

今後ガーパイクの規制が解除、緩和される可能性もありますが、それがいつになるのかわからないし永遠にこないかもしれません。

特定外来種生物の規制が入る前に入手しないと今後入手は不可能になるため、この機会にガーパイクの飼育を始めてみてはいかがでしょうか。

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